KAPPA NOVELS
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◎四六判ハードカバー◎ 
ぽんこつ喜劇

浅暮三文(あさぐれ・みつふみ)
定価:1890円(1800円+税)
ISBN 978-4-334-92648-9

油断めさるな。笑われているのは、あなたです。
当代唯一の実験小説作家・浅暮三文が何者かに操られて書き上げた、現代の奇書。いやこれは、まさに「綺書」! 文章芸術の極限へ、読者を狂笑とともに誘う前著『実験小説 ぬ』に続く怪作、遂に刊行!!

<著者のことば>
作者敬白 浅暮三文

「読者であるあなたへ。これから始まる十五頁の絵物語に、あなたは腑に落ちない感情を喚起されるかもしれません。これが喜劇なのか、あるいは悲劇なのかと戸惑う可能性も大いにあります。なぜなら、この絵物語はどこかが、ぽんこつだからです。今から始まるのは、あり得ない世界の、あり得ない主人公の、あり得ない人生の一断面でしょう。読了後、あなたは怒るでしょうか。苦笑するでしょうか。どうぞ、次のページから、ほんのひととき、奇妙な世界に紛れ込んで、不思議な体験を楽しまれますように。作者敬白」

このような短文で小説宝石誌上に掲載が始まった『ぽんこつ喜劇』は連載開始時からデザイナー、イラストレーター、担当編集者、そして作家の四名がメールで回覧板を作り、ときによってはアイデア会議をネット上で開催しました。だからボクのパソコンには掲載作以外にも、もしかすると紙面に展開されていたかもしれないアイデアが眠っています。例えばというと……。

「バッテン」港町の古書店で手に入れた古地図。どう見ても宝の在処を示すと思いきや、まったく別の?
「夜汽車の窓」何かの理由で夜汽車に乗っている主人公。その車窓に写る風景は……。
「なにかがくる」後からやってくる足音(実は死に神または怪物で主人公は恐くて、振り返られずに走り出してしまい、前からきた車に撥ねられて死ぬ、それが寿命だった)。恐いなにかを音で表現。
「記憶」徘徊老人の見た間隙シーンと想起される青春の記憶。わしゃ、若い頃にはな、これでも……。ゆらぎ、芸者、出雲の国の昔から。などの走馬燈のように断片が……。
「一語のみのアイデア」家系図小説。セロテープで添付されたもの、いろいろ。道に落ちている物、いろいろ。闇夜の鍋に入っているもの、いろいろ。
「単語で作る短編」蹴る、ひゅーひゅー、芸者で一作。上がる、キラキラ、ドアで一作。ファイル、ミニミニ、缶コーヒーで一作。マウス、宝石、測量船で一作。叩く形容詞、水玉模様の名詞、石動詞とは……。

創作されなかったことの供養も兼ねて、ここに紹介したアイデアたち。いつかこれらが日の目を見るかどうか、それはぽんこつ喜劇が話題を呼び、さらなる一冊をと望まれるかどうかにかかっています。皆様、どうぞ、よろしく。作者敬白。



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書影【ぽんこつ喜劇】


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